明電舎、「国土交通大臣賞<循環のみち下水道賞>」受賞 下水処理の仕組みを遊んで学べるゲーム『下水王国』で
明電舎が開発した下水処理の仕組みを楽しく学べるゲーム『下水王国』が、3日に国土交通省が発表した令和8年度(第19回)「国土交通大臣賞<循環のみち下水道賞>」の広報・教育部門を受賞した。
『下水王国』は、同社が「下水道の役割や重要性をより多くの方に親しみをもって理解していただくことを目的」に制作したタワーディフェンスゲーム。
具体的には、下水処理場の中核設備である「反応タンク」をモチーフとしたステージに下水を浄化する微生物キャラクターを配置し、次々と流入する汚染生命体「ポリュータント」を浄化。ゲームを楽しみながら、微生物の働きや下水処理の仕組みを学ぶことができる。
加えて、ゲーム内には下水処理に関する数百問のクイズモードや、150語以上を収録した用語辞典も搭載している。ゲームを入り口として普段は意識する機会の少ない下水道を身近に感じ、その役割や重要性を楽しみながら学べる内容となっている。
また同社では、地域でのゲーム体験会や各種展示会への出展などを通じ、従来型の広報では接点を 持ちにくかった若年層や親子世代が遊びながら下水インフラについて学ぶ機会を創出してきた。ゲームをきっかけに参加者が自ら質問するとともに家族や友人と会話し、 SNSで発信するなど関心 の広がりも生まれ「教育版を望む声も寄せられている」としている。
同賞は、下水道の使命を果たし、社会に貢献した好事例を表彰して広く発信することで健全な水 循環、および資源・エネルギー循環を創出する「循環のみち下水道」の実現を図るべく、平成20年度に創設された。
今回の受賞は、「暗い」「地味」「無関心」といった下水道のイメージを親しみやすいものへと変え、単発の話題にとどまらない広報・教育資産へと成長している点などが評価された。