能登半島地震を踏まえた上下水道一体の災害対策 上下水道文化の醸成が重要に 地域力産み出す共創的な連携を
名古屋大学減災連携研究センター准教授 平山 修久
1 はじめに
2025年7月は、1995年阪神・淡路大震災から31年目、2024年能登半島地震から1年半、1944年昭和東南海地震と46年昭和南海地震の間で発生した直下型地震である45年三河地震から80年となります。また、2000年東海豪雨から四半世紀、05年台風14号宮崎水害から20年、15年常総水害から10年となります(表参照)。能登半島地震では、上下水道一体での災害対応がなされました。これからの市民の視点からの災害対応を考える上で、能登半島地震の経験を生かした上下水道一体での災害対策を検討することが必要です。

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