ユアサ商事、来年4月に商号変更 複合専門商社「株式会社YUASA」へ 第48回ユアサ炭協会本部会総会
ユアサ商事の仕入れ先会であるユアサ炭協会は16日、ANAインターコンチネンタルホテル東京で第48回ユアサ炭協会本部会総会を開催した。
本部会の家城淳代表(オークマ代表取締役社長)は、「ユアサ商事は3期連続の増収増益となった。360周年を迎える次年度に向けて社会課題に応える取り組みを進め、貢献できるように努めていく」と抱負を述べた。
また、ユアサ商事の田村社長は15日に発表した2025年度3月期の業績報告について解説し、「工作機械分野の売上高は前期比9.5%減と厳しい結果となったが、住設・管材・空調分野は売上高6.3%増、営業利益26.3%増、建築・エクステリア分野が同比売上高5.4%増、営業利益10.5%増となり、成長をけん引した」と住環境・建設分野での成果を強調した。
その他、今年の2月にタイで開催した海外初の「グランドフェア」での成果を受け、「今後もタイとインドなど南アジアを軸とした海外分野と、グリーンやデジタルなどコア事業9分野でのさらなる業務の拡大を図る」と述べた。
なお、360周年を迎える次年度に向けては、26年4月1日に社名を「株式会社YUASA」に商号変更する予定と発表。「商事=トレーディングというイメージから脱却し、グローバルなフィールドで業務の拡大を見据え、価値を創造する複合専門商社を目指す」と決意を示した。
