エネルギーコンサルタント・越智文雄の「持論・時論・自論」 ~ 新型コロナの発生から満5年 次のパンデミックに備えよ!(1)
新型コロナの発生から満5年 次のパンデミックに備えよ!
1月16日パナソニックが次亜塩素酸水の実空間における空間除菌実験結果を発表しました。
今までの試験管やシャーレでのエビデンスではなく、医療系大学で実際に使っている教室等での比較実験を行い、次亜塩素酸水が空間噴霧された空間では各種の浮遊菌が85%除菌されたという実験結果が発表されました。付着菌については、なんと99・9%の除菌ができたといいます。
次亜塩素酸水については、コロナ禍において新型コロナウイルスを不活化することが政府の実験でも確認されたにもかかわらず、一部アルコール業界、薬品業界による悪質な風評工作により「空間噴霧は危険でありヒタヒタにしないと効果がない」など間違った情報がメディアにも流され、NHKを始め民放各社でも誤報が相次ぎました。その後、「感染対策を資材と技術から考える超党派議員連盟(会長・片山さつき参議)」の活動により国会の場で厚生労働大臣が風評を否定し、厚労省からも「メーカーの注意書きに沿って使用する分には問題はない」との通達が出されています。
空気感染を否定した背景に業界利権
この馬鹿げたアルコール業界と製薬業界による厚労省官僚を巻き込んだ利権工作のために、どれだけの人が新型コロナウイルスに感染し、苦しみ、亡くなったでしょうか。親の死に目にも会えず、葬式も出せなかった馬鹿げた時代を誰が作ったのか。多くの会社が倒産し、失業し、文化と社会が崩壊したコロナ禍を防ぐ有力な方法が実はあったのです。「ありとあらゆる対策を取る」と宣言した政府が、科学的に間違いなくウイルスを不活化することを政府の実験で証明していながら、厚労省が嘘の通達とチラシを作って空気感染防止策を迫害し続けたのです。
世界中がコロナ感染の主な原因は空気感染であることを認めているのにもかかわらず、日本だけがいつまでも飛沫感染、接触感染を原因として、アクリル板とマスクとワクチン接種しか行わなかった政府の基本方針は誰が工作した結果なのか。
アルコールでは空間消毒はできません。人のいる空間でも、浮遊する菌を85%減らすことができる次亜塩素酸水は世界中でコロナを終息させるのに大きく役立ちました。日本だけが空気感染の事実自体を否定して、空間消毒の概念を圧殺していたのです。これを犯罪だと言わずになんというのでしょうか。
ここに空気感染を認めたくない業界利権がありました。いくら手すりとドアノブをアルコールで拭いたところで、空気中のウイルスをマスクでは防げなかったことは今なら誰でも知っているはずです。根本的な空気感染対策があるにもかかわらず、次亜塩素酸水業界が何度もアピールを発表し、国会の場で良識ある議員たちが厚労省に答弁させて通達も変更させ、その安全性も多くのエビデンスが発表されているのにかかわらず医学界も第三者委員会も無視を決め込みました。
メディアは取材せず、報道せず、アルコール業界のネガティブキャンペーンの風評の拡散に相乗りしていました。洗剤、メーカーのスポンサーに忖度し、ワイドショーでコロナの恐怖をあおりにあおり長いものに巻かれろという姿勢は、長年ジャニーズの性犯罪に目をつぶり犯罪行為を知りながら報道せずに、フジテレビの現在の経営危機を迎えることになったことと同根なのだと思います。