泊3号機再稼働へ、再エネつぶしの懸念 規制委が許可、知事ら地元同意が焦点 北海道は半導体、DCで電力需要増加へ

原子力規制委員会は7月30日、2027年できるだけ早期の再稼働を目指す北海道電力泊原発3号機(北海道泊村、出力91・2万キロワット)について、安全対策が東京電力福島第1原発事故後の新規制基準に適合しているとする審査書を了承し、原子炉設置変更許可を出した。北電は審査中の1、2号機(各57・9万キロワット)についても30年代前半の再稼働を目指す。北海道は次世代半導体関連産業やデータセンター(DC)進出が相次いでおり、中長期的に電力需要の大幅な伸びが見込まれる。一方、北海道は太陽光や風力など再生可能エネルギーを導入できる潜在力で全国トップクラスだ。原発再稼働の陰で再エネ潜在力つぶしが懸念される。(小峰純)

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