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「競争社会」から「共創社会」へ 3R・資源循環推進フォーラム、第20回理事会・総会を開催

3R・資源循環推進フォーラムは17日、東京のAP虎ノ門で令和6年度第20回理事会・総会を開催し、5年度の事業報告や今年の事業計画などを報告した。

冒頭のあいさつで細田衛士会長は、今年の4月より名称を従来の「3R活動推進フォーラム」から変更した点に触れ、「『3R』から『3R・資源循環』、『3R・循環経済』へ事業展開の拡大を目指し、『3R・資源循環推進フォーラム』とした」とし、改めてその意義を強調した。

に名称変更した意義を説明する、細田会長

加えて、「自治体や市民、事業会社、団体など業界を超えたステークホルダーをつなぐプラットフォームを構築し、連携を強化して循環型社会構築への取り組みを進めていく」と指針を示した。

また、特別講演『カーボンニュートラルと資源循環の達成に向けて、今後、新たなフォーラムはどのように取り組むか』では、「カーボンニュートラル(脱炭素社会)、ネーチャーポジティブ(生物多様性)、サーキュラーエコノミー(循環経済)を軸として持続可能な経済社会を実現するためには、生活者や生産者の日々の行動変容が重要になる」と見解を述べた。

第20回 3R・資源循環推進フォーラムの会場

今後の取り組みとしては、「産官学民が参加するオープンな場を提供し、人々の行動の『かがり火』としてリエゾン(つなぐ)かつハブ的役割を果たすことが重要だ」とし、「『3R』から『3R・資源循環』へと活動範囲を拡大・発展・徹底し、多様なステークホルダーが幅広く情報共有、相互連携・協力することで、『競争社会』から『共創社会』を実現することが重要だ」と方針を示した。