最終処分場PFAS問題 手引き策定の専門家会合招集へ 環境省 対応阻む「二重タイムスパン」に苦慮 全国数十カ所回り情報収集も
各地の産業廃棄物最終処分場から一部で有害性が認められた有機フッ素化合物(PFAS)を含む排水が流出し、河川で国の示す管理の指針値を超えて検出された問題を受け、環境省は3日、処分場の適切な運用法を示す手引きの策定を目指し専門家による検討会を近く招集する考えを明らかにした。意見を聞くため現在、全省で関連する情報を戦略的に収集しており実際の対策につながる有益な事例も引き出した。得られた知見を会合にはかり手引きや資料集などとしてまとめ事業者の取り組みを促す。処分場のPFASを巡っては、これまでにない特徴を持つ環境リスクに困惑する処分場事業者が多い。国のさらなる対応を阻む固有の問題も山積しており何らかの規制といった明快な手続きを取りにくい構造的な難問も抱えている。同省は当面、今後の措置を期して情報収集に重点的に取り組み、得られた知見の周知を図ることで事態の悪化を防ぐ構えだ。
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