下水管路の劣化診断技術 AI使い高精度・効率化 福山コンサルタント
福山コンサルタントは6月28日、下水道管路の劣化診断技術を開発し日本下水道新技術機構と共同特許を取得したと発表した。AIを使い画像診断するべき劣化の種別と位置を絞り込み高精度・効率的に診断する。さらに、画像診断に損傷検出技術を組み合わせ、管路損傷自動検出システムの開発も目指す。
下水管路は全国で約50万㌔㍍あり、急速に老朽化しているといわれている。他方、予算的な制約と技術継承が困難なため、持続的な維持管理に課題が残っている。
福山コンサルを中核子会社とするFCホールディングスグループは、今後さらにAIなどの先端技術と自社保有の技術を掛け合わせていく考え。昨年11月に同機構と共同特許を取得した「分流式下水管への侵入水推定に係る特許」とも技術を連携させていくとしている。