「下水道管更生技術施工展2022長崎」開催に寄せて 公益社団法人日本下水道管路管理業協会会長 長谷川健司
「下水道管更生技術施工展2022長崎」の開催にあたり、多くの方々の協力をいただき開催の運びとなりましたこと、皆様に感謝を申し上げる次第です。
コロナ感染で世界中が新たな対応に取り組むなか、如何に経済活動を進めていくかは課題であり、各分野で対策を取りながら活動は進んでいます。下水道の分野ではDXや脱炭素のテーマを国策として掲げており、この2点を積極的に推進して参ります。
今回の管更生技術施工展における、下水道管を開削しないで更生する技術は、国土強靱化計画の施策に見合ったものと考えています。下水道管は経年で老朽化しますが、更生することで延命措置を施すことが可能です。この技術は、すでに20年以上の実績があり、今後の下水道管路の管理には重要な位置付けになると考えます。
開削をしない技術は机上では分かり難いため、デモ施工や資機材を実際に目で見ることが出来る展示会になるよう準備してきました。下水道の普及率が80・1%、管路施設延長が49万㌔メートルになる現状を考えると、近い将来の施策に参考になる技術だと思います。ぜひ、見て、聞いて、体験してください。皆様のご来場をお待ちしています。
