福井銀、理念浸透へ施策展開 ウェルビーイング推進

ニッキン

【ニッキンオンライン 2025年9月15日配信】

福井銀行は、ウェルビーイング(心身の健康と幸福)実現に向けた四つのキーファクターの一つ「理念・方針」をさらに浸透させる取り組みとして、2024年10月から「CHINIKUKA(血肉化)プロジェクト」を展開。経営方針や考え方を深く理解し自分の言動に落とし込み、部下の言動に結び付けることを目指す。会社が目指す方向性の、「理解」「共感」「行動(血肉化)」の3STEPで進める。

STEP1では、行内グループウエアのスタート画面にさまざまな経営メッセージを表示させ周知。会議や朝礼、1オン1での補助ツールとして行内用語の「まるごと支援」や「体験価値」などの意味を解説した用語集を作成するなど環境を整備した。

4月からSTEP2に移行。好事例を共有するため「CHINIKUKA通信」を発行。福井西エリアの事例では、コミュニケーション手段「階層別の合同ミーティング」やグループ方針の一つ「正しいアプローチ」を理解するため、マニュアルの一部を空欄にし若手行員に考えさせるなどの取り組みを紹介した。

また、26年5月に福邦銀行と合併することから、新たな「福井銀行」としてのブランド作りにリブランディングワークショップを実施。両行から選抜した30代前半の若手行員17人で、7月に2回開催、8月に経営層に中間報告した。

仕上げのSTEP3は10月から。役員が全店を訪問する「タウンホールミーティング」で、具体的に理念を行動に移した事例を共有。さらに、一般行員の取り組みをグループウエアで発信する予定。

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