SDGs、「達成または順調」わずか18%のみ 国連報告書 残り5年、進捗は極めて不十分 グテーレス事務総長「国際金融の抜本改革を」

国連は14日、2030年までの達成を目指している持続可能な開発目標(SDGs)の進捗に関する報告書を発表した。それによると、17のゴールの計169に上るターゲットのうち、今回15年の基準値から直近1年間までのデータ等を評価できた計139のターゲットについて、「達成または順調」は18%、「中程度の進捗」は17%に過ぎず、こうした適切な進捗はわずか35%だった。一方、「わずかな進捗」は31%、「停滞」は17%で、15年の基準値から「後退」しているターゲットも18%に上った。報告書では、達成期限まで残りわずか5年となった現在、「その進捗は極めて不十分」と指摘。SDGsを軌道に乗せる緊急の必要性を強調している。同日記者会見した国連のグテーレス事務総長は、国際金融の構造と途上国に不利益をもたらす運営方法に根本的な問題があるとし、これらの抜本的な改革が必要だと強調した。

SDGs、「達成または順調」わずか18%のみ 国連報告書 残り5年、進捗は極めて不十分 グテーレス事務総長「国際金融の抜本改革を」_記者会見するグテーレス事務総長(提供・国連)
記者会見するグテーレス事務総長(提供・国連)

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