東大 独創する産学連携(上) 加藤 泰浩 工学部長・工学系研究科長に聞く 〝3代10倍〟計画――研究マネジメントの展開

「大学は象牙の塔ではない」。そう強調するのは東京大学工学部・工学系研究科のトップ、加藤泰浩教授。「社会と大学の研究を結び付け化学反応を起こす。両者の関係性をも変容させる大学だ」と、柔軟に構え大学の新たな姿を思い描く。全学の産学連携の枠組みである「社会連携講座」を使い学内の実績はおろか名立たる国立大が連なる八大学工学連合においても他の追随を許さない。2代前の研究科長から代々戦略的に取り組んできた成果で、独自の組織を運用しプロジェクトを組成する。「時代の流れで環境問題に絡まないものの方が少ない」。近年、同講座の弱点を補う新たな仕組みも開発した。企業と協調し充実し続ける東大工の研究マネジメントを聞いた。

東大 独創する産学連携(上) 加藤 泰浩 工学部長・工学系研究科長に聞く 〝3代10倍〟計画――研究マネジメントの展開_加藤 泰浩 工学部長・工学系研究科長に聞く
加藤 泰浩 工学部長・工学系研究科長に聞く

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