安全安心で魅力あふれる都市実現に向けた大阪市の下水道事業 未来へつなぐ下水道 変わりゆく社会への対応にまい進
大阪府市連携で下水道事業の発展目指す
大阪市建設局下水道部長 宮﨑 博明
1 はじめに
大阪市の下水道の歴史は古く、豊臣秀吉の大阪城築城による町割りの際、城下の汚水・雨水を集め堀川に排水する「背割(太閤)下水」が築造され、これが大阪市の下水道の原型となっています。その後、コレラの流行を契機に、1894(明治27)年より近代的下水道事業に着手し、昭和50年代には下水道普及率はほぼ100%となり、2024年度末時点で下水道管きょ4993キロメートル、ポンプ場59カ所、下水処理場等13カ所の膨大なストックを有しています。

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