強靱で持続可能な下水道へ 脱炭素とリダンダンシーに貢献する「e‐CON」の可能性 日本ヒューム

―低炭素・高耐久材料で支える下水道の再構築―

1 下水道の再構築に求められる二つの視点

下水道は、衛生的で安全な都市生活を支える基礎インフラである。一方で、施設の老朽化、人口減少に伴う財政・人員面の制約、激甚化する災害への対応など、事業を取り巻く環境は厳しさを増している。埼玉県八潮市で発生した大規模道路陥没事故を契機に、事故時の社会的影響が大きい管路については、点検・調査の高度化に加え、複線化、連絡管、一時貯留、処理区の分割などによって、万一の際にも一定の機能を維持するリダンダンシー(冗長性)を確保する必要性が改めて認識された。

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