日本水道工業団体連合会 業務部長 吉野 稔也 「2024神戸水道展」の開催に向けて
水団連について
日本水道工業団体連合会(水団連)は上下水道および工業用水道事業に関わる団体並びに企業が、その技術開発、生産活動を通じて各事業の質的向上をサポートし、国民の生活環境や都市の発展に貢献するという意思のもとに、水道産業界の発展に必要な諸制度の確立並びに改善策の推進、国会、政府等に対する請願建議、水道展の開催など、各種事業に取り組んでいます。
2024年9月現在の正会員数は、247会員(団体会員35団体、会社会員212社)となっています。
水道展の歴史
水道展は水団連にとりまして一番大きな事業です。水団連会員の製品や技術をPRする最大のイベントである水道展の第1回は、1967年に和歌山県白浜町で開催された第36回日本水道協会総会にあわせて開催しました。以来、2023年の「2023東京水道展」までで55回開催しており、「2024神戸水道展」は第56回目となります。
水道展開催の目的
日本水道協会全国会議に参加する全国の水道事業体の皆様をはじめ、水道事業に関わる関係者に対して、水団連会員である出展者が、日頃から研究開発した最新技術や新製品・サービスを展示・紹介し理解を深めていただくとともに、関係者との情報交換を通して、水道事業の発展に貢献することを目的として開催しています。
2024神戸水道展の概要
日時=10月9日(水)9時30分~17時▽10日(木)9時~17時▽11日(金)9時~13時
場所=神戸国際展示場(1階、2階)、3号館
出展者数・展示面積=153の会員が129の展示ブース(展示面積3897平方メートル)を展開。出展会員数、展示ブース数、展示面積とも過去最高。
一般利用者向け水道PRブースの設置
水道展と併設で、神戸国際展示場1号館1階展示場に日本水道協会と水団連と共催で一般利用者に水道をPRするためのブースを設置します。
ここでは来場された皆様に、水道の大切さなどより水道をご理解いただくため、模型を使用しての水源涵養林の役割の説明やろ過実験、耐震管やバルブ、給水装置などの資機材展示と操作体験、災害時における運搬給水の体験コーナーなどを設けます。
神戸市水道局からはPRブース内座学エリアにて、神戸市の水道(概要)や耐震化対策、阪神・淡路大震災の水道施設の被害・応援、復旧状況、令和6年度能登半島地震における応援活動の取り組みをご紹介します。
また、1号館1階ホワイエでは「阪神・淡路大震災から30年 神戸市水道局30の取り組み」と題したパネル展示も行っていますのでぜひお立ち寄りください。
おわりに
昨年の「2023東京水道展」では、3日間で過去最高となる1万2350名のご来場をいただきました。
「2024神戸水道展」でも出展会員の準備に余念はございません。
会員一同、微力ながら水道事業の発展に貢献できることを楽しみにしています。多くの方のご来場をお待ち申し上げております。

