カーボンゼロへの挑戦(77) 石破内閣 カーボンゼロへ重点施策 GXとCEを総合経済対策の柱に 

石破茂内閣は10月30日、第2次内閣の発足に先駆けて岸田文雄前政権の政策を引き継ぐ形で「新しい資本主義実現会議」を開き、総合経済対策の策定に向けた重点施策をまとめた。衆院選挙において自民・公明の与党が過半数割れしたため、予算委員長や環境委員長を野党第一党の立憲民主党に明け渡すなど、今後の国会運営はかなり難しくなった。環境・エネルギー分野の政策も、原子力発電や石炭火力発電の促進、ガソリン減税などをめぐって荒れる可能性がある。ただ、この重点施策に盛り込まれた「グリーン・トランスフォーメーション」(GX)と「サーキュラーエコノミー」(CE)への取り組みは、それぞれに問題点を抱えつつも、脱炭素化への移行や国際競争力の強化、経済安全保障の確保、地方創生の実現につながる重要施策でもあり、その行方が注目される。

カーボンゼロへの挑戦(77) 石破内閣 カーボンゼロへ重点施策 GXとCEを総合経済対策の柱に _新しい資本主義実現会議でまとめを行う石破首相
新しい資本主義実現会議でまとめを行う石破首相

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