中国電は中間貯蔵施設 上関町に「立地可能」 使用済み核燃料 関電は福井県外に「35年末までに」
強い放射線や熱を出す原発の使用済み核燃料を巡り、8月29日、中国電力と関西電力の発表が相次いだ。中国電は山口県上関町で建設を計画する使用済み核燃料の中間貯蔵施設について、町に「地盤などに問題はなく、立地は可能」と報告した。一方、関電は福井県に対し、県内の使用済み核燃料を2035年末までに中間貯蔵施設に搬出すると説明した。29日の同時発表は、両社が水面下で連携したものだ。ただ、中間貯蔵施設計画の地元・上関町内では賛否が割れ、近隣自治体からの不安の声も根強い。合意形成に向け今後、曲折が予想される。建設されれば、青森県むつ市に次ぐ全国2例目となる。
全文を読むには
有料プランへのご登録が必要です。
記事本文残り83%
続きは有料会員にお申し込み
いただいた後、
記事をお読みいただけます。
- 「有料会員」になると購入手続き不要ですべての記事を閲覧できます。
- 新聞購読者の方はお得な「プレミアム会員」も選べます。
- 初月無料で有料会員に登録できます。