大林組 執行役員 土木本部副本部長 杉山 和久 氏 低炭素型コンクリで国内シェア6割 浮体式洋上風力の「TLP」技術に注力
――初めに、カーボンニュートラルに向けた主な取り組みは。
当社は「地球に優しい」リーディングカンパニーを基本理念としており、2019年6月に策定した「Obayashi Sustainability Vision 2050」では、バックキャスティングの手法によって当社グループが40~50年に取り組むべき目標を定め、「脱炭素」「価値ある空間・サービスの提供」「サステナブル・サプライチェーンの共創」の3つを掲げている。
このうちの脱炭素にもとづき、各事業本部がカーボンニュートラルに向けて取り組んでいる。22年3月に策定した「中期経営計画2022」では、「カーボンニュートラル」などをビジネス機会とする新たな顧客提供価値の創出を、3つある基本戦略の一つに位置づけている。
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