日立パワーソリューションズ 「新屋浜風力発電所ブレード破損事故に関する報告」を受け謝罪
日立パワーソリューションズは、1月21日開催の「第24回 産業構造審議会 保安・消費生活用製品安全分科会 電力安全小委員会電気設備自然災害等対策ワーキンググループ」で2025年5月に発生した「新屋浜風力発電所ブレード破損事故に関する報告」が公表されたことを報告し、顧客をはじめ地域住民に心配と迷惑をかけていることに対して謝罪した。
同事故は同社が保守サービスを行っている新屋浜風力発電所(秋田県、さくら風力)で発生したENERCON社製風力発電設備のブレードが破損したもので、有識者が参画した事故調査委員会において、以下の事項がブレード破損の要因につながった可能性があると指摘された。 ①炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を使用したブレードが、メーカーによる設計当時の国際電気標準会議(IEC)規格に準拠していたものの、 落雷保護システムに不足があった(等電位ボンディングの未実施) ②保守メンテナンスで点検対象外の範囲にあった、放電痕が見つからなかった ③発見されていた損傷が拡大し事故に至るとは予見できなかった ④日立パワーソリューションズとメーカー間で、点検結果や落雷保護システムの改良背景等の情報共有が不足していた。
同社は「保守メンテナンス業者として、法律や業界のガイドラインに則って点検を実施してきたが、指摘を重く受け止めている。指摘に基づき今後は、落雷後の自動運転停止装置の設置や点検範囲の拡大等、メーカーと協力して再発防止に努め、風力発電設備の安全確保に一層取り組む」としている。