関連データの利活用など新産業創出 ネイチャーポジティブ経済戦略 環境省、施策の方向性を中環審に提示
環境省は10月30日、生物多様性や自然資本とビジネスの関係について、気候変動や循環経済など諸課題との統合的解決を目指したビジョンや道筋を明らかにする「ネイチャーポジティブ経済移行戦略(仮称)」の策定に向けた方針案を、同日、オンラインで開いた有識者研究会の会合で示した。それによると、同戦略に盛り込む施策の方向性として、民間企業における自然関連情報等のデータ利活用や再生可能な生物資源等を利活用したバイオエコノミーの推進等による新産業の創出などを挙げている。環境省は今後、2023年度内に同戦略を策定し、関係省庁と連携して、必要な施策の具体化を図る考え。
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