「宇宙天気図」の精度向上 予測モデル計算で実観測を補間 統計数理研ら
統計数理研究所らの共同研究グループは11月27日、極域電離圏の電場分布を正確に再現する新たな手法を開発したと発表した。機械学習を使った予測モデル(エミュレータ)の「SMRAI2.1」に、国際的なレーダー観測網SuperDARNのデータを取り込むことで、観測できない領域を物理則に従った計算結果で補い、これまでにない精度を持つ「宇宙天気図」を構成することに成功したという。成果は数値モデルと実観測を組み合わせより現実に近い宇宙環境の再現と予測が可能になることを示した。
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