小学生が広める脱炭素行動[みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト] 連携の強化・拡大で深化を図る3年目
奈良県では教育委員会も連携して同プロジェクトを推進しており、多くの小学校でエコラベル学習をはじめ同プロジェクトが提供する学習コンテンツが継続的に行われている。出前授業が開かれた香芝市立三和小学校もその一つで、小学4年生(25年度)90人が参加。講師は、日本総研のほかプロジェクトに参画する万代 、明治ホールディングス 、ステッドラー日本の社員が務めた。
児童たちは学習キットを活用して地球温暖化や環境に配慮した商品・サービスを示すエコラベル、カーボンフットプリント(CFP)マークについて学んだ後、実際の商品を手に取ってエコラベルを探して観察する実習にも臨んだ。
約130個の商品が6つのテーブルに分けて配置され、児童たちはバインダーを片手に、商品をチェックして19種類のラベルを探索。「ここにあった」「やっと見つけた」「もっと分かりやすい箇所に付ければよいのに」などと賑やかな声が飛び交い、休み時間になってもエコラベルを探し続ける熱心な児童の姿も目立った。
「目を輝かせながら、全部見つけたよと何人もが報告しにきてくれ、子どもたちが授業を純粋に楽しんでくれていることが強く伝わってきた」とは、講師を務めた同研究所創発戦略センターの中島栞さん。
万代は近隣店の店長が登壇し、親密感のある話題を提供した。明治ホールディングスとステッドラー日本は、身近な自社製品の特性や店頭での取り組み事例、クイズなどを通してCO2の削減方法や自社のサステナビリティを伝えた。
「児童たちが環境配慮に関する授業に対し、楽しみながら一生懸命に取り組む姿を登壇者の方々に直接見ていただけたこともまた有益だった。協力企業への刺激になり、さらなる取り組みの推進につながることを期待している」(中島さん)
未来に通じる足元からの脱炭素は、今年度も官民の協創で地道に、かつ力強く継続される。