畜産由来のGHG簡易測定法を検証 「スニファー法」移動式、個体ごとに分析 栃木県 

栃木県の畜産酪農研究センターはこのほど、農研機構と共同で新たに簡易型メタン測定法の有効性を確かめた。農林水産分野からでる温室効果ガス(GHG)の約3割を占める牛など畜産の排泄物やげっぷから出るメタンガスと一酸化二窒素(N2O)への対策効果を評価するため「スニファー法」と呼ばれる新たな測定法を試した。スニファー法では飼槽などに設置した吸入口から牛の呼気を吸引し、移動させられるガス測定器で分析する。個体ごとのメタン排出量を把握でき場所や頭数に制限されずに多くの牛から測れる。飼養環境の影響調査などの検証も簡単にできる。

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