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環境図書館 『脱炭素産業革命』

地球温暖化への対策として2020年代に入り、温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させるカーボンニュートラルの実現に向けて、全世界で社会経済や産業構造が大きく変動した。

日本は2010月、当時の菅義偉内閣総理大臣が2050年までのカーボンニュートラルの実現を打ち出し、214月には2030年度までに2013年に比べ46%削減することを目指し、さらに50%の高みに向けて挑戦を続けることを表明した。欧米先進諸国のみならず中国の習近平国家主席も30年にカーボンピークアウト、60年にカーボンニュートラルを目指すと表明している。

では、今なぜ脱炭素なのか。

本書では、現状を21世紀の産業革命として捉え、新たな生産様式と生活様式がエネルギー安全保障や資本主義・市場経済およびグローバル経済のグリーン化にまでいたっている状況を分析。さらに、資源賦存に頼っている資源国の動向やパワーバランスの変容から、脱炭素優位国と脱炭素劣位国、新興国と先進国の新たな消長と再変化を観察し、エネルギー資源国と脱炭素先進国の地政学地図が塗り替えられていく未来を探る。

 

【著者】郭 四志(かく・しし)

【発行】 ‎ 筑摩書房 ちくま新書

【発売日】 202339日 

【定価】1,265円 

 

「脱炭素産業革命」書影