月刊下水道2025年5月号特集/強靱な社会をつくる日本の管路資器材

日本列島に張り巡らされた下水道管路は実に49万キロメートル。この国は管路でできている! と言っても過言ではないレベル。だが、そのうち3万キロはすでに標準耐用年数である50年を超え、10年後にはそうした老朽管路は全体の2割近い約9万キロに、そして20年後には約4割へと急速に増えていく見通しだ。我々の足元が危ぶまれている。こうしたなか埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故は、これまで関係者間を越えて広がらなかった老朽管増加への危機感を、奇しくも広く社会に知らしめることとなった。ただ現況では、管路資器材の脆弱さに事故原因を求めようとする雰囲気があることも確か。そこで、日本の下水道管材の素材や製法を改めて確認するとともに、社会の強靱化をさらに高めるべく研究開発が進む管材開発の最前線を探った。

【特集】

■ 国土強靱化に向けた下水道管路資器材への期待と日本下水道協会の取組み

■ 強靭な社会の礎――日本のインフラの中核を成す管路資器材の素材・製品特性、強靱化促進に向けた製品開発最前線最新

【特別企画/水循環と企業の役割】

■ 持続可能な水循環と企業の関係

■ 水循環企業登録・認証制度

など

最新号『月刊下水道』(2025年5月号) 「特集/強靱な社会をつくる日本の管路資器材」_