野生動物の痕跡で種を特定 産総研など 専門知いらず、非侵襲の手法
産業技術総合研究所の片岡裕雄上級主任研究員らの研究チームは7月29日、野生動物のさまざまな痕跡の画像から種の推定を可能にするAIモデルを開発したと発表した。ある個体の羽の画像を識別しAIモデルが最も近いと識別するTop-1(トップワン)の動物種を65%以上の確率で正しく分類することに成功した。555種の候補の中から専門知識によらずに痕跡から識別した。AIモデルは土地開発や環境アセスメントなどの現場で野生動物の生息状況を効率よく調査するツールとして活用できると期待する。今後、現地で撮影した画像から痕跡を即座に解析し種を推定するアプリケーションを開発していく考え。

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