放棄で過密、機能不全 炭素吸収の救世主「竹林」 近畿大・井上教授ら
近畿大学農学部の井上昭夫教授らの研究グループは7月25日、国内の主要な竹の一種であるモウソウチク林の管理放棄と分布拡大による過密生育で、本来の炭素吸収源としての働きが弱まっていることを明らかにした。枯れた竹が腐敗などで分解されると炭素の排出源にもなり、日本の竹林における炭素蓄積状況は望ましくないと指摘。炭素を多く吸収するため「地球温暖化の救世主」とも言われている竹林の機能を発揮させるため、管理政策を考え竹林管理戦略の最適化を進める必要があるとしている。

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