月刊下水道2025年3月号特集/下水処理場改築2.0
供用開始から20年以上が経過し改築更新期を迎えている下水処理場が8割超に上る。一方で、人口減少や節水意識の高まりで下水道使用料の収入は減少傾向にあり、下水道事業の経営環境はいずこも厳しい。さらに、地球温暖化防止に向けたカーボンニュートラルの実現など下水道事業には新たに求められる取り組みも出てきており、事業経営をより厳しいものにする。そうしたなかでの処理場改築更新は、事業運営に大きなインパクトを与えるものであるが、人口動態など事業環境や社会状況などに合わせたダウンサイジングや未利用地の活用、新技術や設備を用いて効率化するチャンスでもある。そこで3月号では、施設のコンパクト化や未利用地活用、新技術導入による高効率化を図った事例などを事例に、将来に向けた処理場の効率化について考えていく。
【特集】
■ B-DASHプロジェクト発の技術とダウンサイジング
■ 社会構造から考えるダウンサイジングと役割拡大
■ 処理場統合による施設の最適化と強靱化
■ 廃止した処理場を雨天時貯留施設として活用
■ 浄化センター再構築による安全・安心な下水道づくり
■ 共同処理による効率的施設整備と下水道資源の活用
■ 施設増改築計画に合わせたバイオマス資源の活用
■ その他
