月刊下水道2025年4月号特集/下水道関係者が知っておきたい『環境問題』

下水道の歩みは環境問題の歩みでもある。この国の下水道は、疫病対策として明治時代に本格スタートし、高度経済成長のころには工業化・人口増加を水質改善の面から支えてきた。我々が今日、健康で快適な生活と社会の発展とを享受できているのは、下水道が環境問題に適切に対応してきたからだと言えるだろう。だが、その環境に関わる問題は、時代とともに変化しつつある。特に昨今は、“地球沸騰化時代”などとも言われるまでになった温暖化、マイクロプラスチック、“永遠の化学物質”とも呼ばれるPFASの登場など、問題は複雑多様化の傾向を強める。そこで新年度第1弾となる4月号では、今後下水道事業に関わって来るであろう環境問題を取り上げる。最新動向や課題を国・研究者の方々に整理していただき、今後に向けた視点や展望を探った。

【特集】

■ 変容する環境問題と下水道の対応

■ 第五次循環型社会形成推進基本計画について

■ 脱炭素に向けた国内外の動向

■ ネイチャーポジティブと地域生物多様性増進法

■ PFASとは何か?―基本知識と最新動向―

■ 医薬品による水生生態系影響

■ ポストSDGsの動向

最新号『月刊下水道』(2025年4月号) 「特集/下水道関係者が知っておきたい『環境問題』」_