飲料水中のPFAS、米が初の国家統一基準 EPA最終決定 大幅強化の4ナノグラム/リットルなど 伊藤環境相「目標値検討の参考に」

米国環境保護庁(EPA)は10日、飲料水に含まれる有機フッ素化合物(PFAS)について、初の国家統一基準を最終決定した。それによると、PFOSとPFOAについては、これまでの目標値である1リットル当たり70ナノグラム(合算)から、現状の定量下限とされる同4ナノグラム(個別)へと大幅に強化された。世界的にも厳しい基準であり、今後、他国やWHOなど国際機関における検討にも影響しそうだ。一方、伊藤信太郎環境相は12日の閣議後記者会見で、「(PFASの)水道水質に関する目標値について、食品安全委員会の評価結果なども踏まえ検討を進めていくが、今回公表された米国の基準は参考にする予定」としており、同50ナノグラム(合算)とされているPFOSとPFOAの暫定目標値の見直しを含め、今後の動向が注目される。

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