生死を分けるトイレの話 ―災害時のトイレ問題とその解決法―

環境新聞社は10月25日、『生死を分けるトイレの話―災害時のトイレ問題とその解決策―』を発刊しました。排泄行為は人間の第1次的欲求の一つです。水分補給などを控えて無理に抑えようとすると、生命にかかわるまでに悪影響を及ぼします。被災して「使いづらいトイレ」に直面し、初めて災害時のトイレ問題の根深さが分かるものですが、個々人のデリケートな課題として後回しにされてしまう傾向にあります。しかし、その対策を講じておかなければ、災害時の混乱の中、行政としても煩雑な対応に追われることが東日本大震災でも報告されています。本書では、この問題点を浮き彫りにし、行政の責務として、あるいは社会生活を営む組織人、一個人として、それぞれの立場でどのように対応策を進めておくべきか解説します。

【この本で分かること】被災地のトイレの実態/災害用トイレの種類/災害時のトイレ対応をBCPに入れる必要性/災害時のトイレ計画の策定手順/し尿処理の基礎知識/中央省庁の対応の現状/自治体の実施例/応急トイレの作り方など

【編著】 上 幸雄 (うえ こうお)

【体裁】 A4判 127ページ

【定価】 2,420円(税込・送料別)

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