CNモデル処理場計画 米子市など3件を初登録
国土交通省は先月23日、昨年10月に創設した「カーボンニュートラル地域モデル処理場計画」登録制度に、鳥取県米子市など3件の計画を初めて登録したと発表した。同計画は、カーボンニュートラル(CN)の実現に向けて、下水処理場の脱炭素化に効果的な省エネ・創エネ技術を導入する事業を定めたもの。計画に位置付けられた施設には、国が重点的な財政支援を行う。下水道の脱炭素化の手本となる施設として広く普及展開を図る。
今回登録された計画の自治体(処理場)と事業概要は次の通り。
▽米子市(皆生処理場)=水処理施設に省エネ技術を導入し、汚泥を共同処理する内浜処理場に創エネ技術を導入。さらにし尿・浄化槽汚泥を受け入れる▽富山市(浜黒崎浄化センター)=消化ガスや下水汚泥を活用する▽熊本市(南部浄化センター)=省エネ設備と太陽光発電設備を導入する。