広島大 老朽下水管による公共水域汚染 カフェインでモニタリング

広島大学の研究チームは6月13日、都市インフラの老朽化が公共水域の水質汚染を招く可能性があるとの研究結果を公表した。モニタリング情報として下水中に多く含まれるカフェイン濃度に着目。下水管(汚水管)が古くなることで排水が流出し雨水流出管のカフェイン濃度に影響を与えたという。汚水管の漏れが生じていることを示唆しており、都市の地下水や地表水を汚染している可能性がある。

広島大 老朽下水管による公共水域汚染 カフェインでモニタリング_カフェイン(右下)を含む複数のマーカーを用いて様々な市街地で雨水管の調査を行った(Districts A to F)。特に古い市街地(D、E、F)のうちD、Eで、カフェインの高値を見出した。一方ほかの生活排水起源マーカー、特に香料物質(OTNE、HHCB、AHTN;右上)はD、E、Fすべて高かった。しかしFはカフェインにおいては低く、異なる理由によるものであると見られる
カフェイン(右下)を含む複数のマーカーを用いて様々な市街地で雨水管の調査を行った(Districts A to F)。特に古い市街地(D、E、F)のうちD、Eで、カフェインの高値を見出した。一方ほかの生活排水起源マーカー、特に香料物質(OTNE、HHCB、AHTN;右上)はD、E、Fすべて高かった。しかしFはカフェインにおいては低く、異なる理由によるものであると見られるという

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