ガス温度推定の新手法 東邦大ら 分子種拡張、独立に分析

東邦大学の中嶋善晶准教授と武子尚生大学院生らの研究グループは11日、二つの波長の光を使い物質を調べるデュアルコム分光法を使い、ガスの温度を高精度に推定する新手法「Integral Log Rotational-State Distribution Thermometry(ILRDT)」を開発したと発表した。新技術は従来、特定分子に限定されていた温度測定の適用範囲を大幅に拡張し、複数分子の温度を校正なしで独立に推定できるようにした。燃焼場、環境計測、産業プロセスなどの多様な現場で非接触・高速ガス温度測定の実用化につながると期待する。

全文を読むには
有料プランへのご登録が必要です。

記事本文残り66%

続きは有料会員にお申し込み
いただいた後、
記事をお読みいただけます。

  • 「有料会員」になると購入手続き不要ですべての記事を閲覧できます。
  • 新聞購読者の方はお得な「プレミアム会員」も選べます。
  • 初月無料で有料会員に登録できます。