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 中型の水素燃料油圧ショベル 日本初の実証実験、利点を確認 大林組ら 

大林組と岩谷産業、コマツは16日、昨年12月の上信越自動車道・北野牧工事で、日本初となる水素燃料電池を搭載した中型油圧ショベルの実証実験を行ったと発表した。建設現場におけるCO2排出削減の一環。

実証実験では工事現場内で、掘削残土の移動作業と車載水素タンクへの水素充填を試した。その結果、建設現場で水素燃料電池搭載油圧ショベルの実用性と、水素の供給・充填方法における改善点を確認した。特にディーゼルエンジン駆動式と同等の作業性能を発揮し、エンジンの振動がなかった。

オペレーターの疲労を軽減しつつ騒音が抑えられており、周囲の状況を把握しやすいなどのメリットも確認された。ただ大容量で高速な水素供給・充填の必要性など、実用化に向け課題があることも改めて認識できた。

新たなショベルはコマツが2023年から実証実験を行ってきた。エネルギー密度が高く高出力のメリットがあるため中型油圧ショベルを使う現場のカーボンニュートラル実現に向け動力源の選択肢の一つとしての活用が期待されている。

3社は今後、水素燃料電池を搭載する建設機械の開発や移動式水素充填システムの検討、導入現場の選定や運用基準の検討を行い、さまざまな条件に応じた建設現場での建設機械への水素充填方法を検証する予定。大林組は充填場所の設置基準の整理と、水素の安全な取り扱いに関する教育と習熟度の向上を進める。岩谷産業は、大容量かつ高速充填が可能な「液化水素搭載型の移動式水素ステーション」の開発を進める。コマツは水素燃料電池を搭載した中・大型建設機械の量産化に向けた研究開発を進めていく。

国内の建設現場におけるCO2総排出量の約7割が軽油燃料に由来するため、バイオディーゼル燃料の採用や電動式建設機械の導入と共に、水素を活用した建設機械の導入が有効とされている。

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