安全を守り、安心で快適な生活を支えるために 計画的な下水道施設の再構築を推進 まちづくりと連携、上部空間も活用 東京都 寺本 康宏
東京都 下水道局 計画調整部 計画推進担当課長 寺本 康宏
はじめに
東京の下水道事業は明治時代の神田下水の建設に始まり、その後、1964(昭和39)年の東京オリンピック大会の開催に向けて、昭和30年代から本格的に整備を進め、70年の公害国会で水質汚濁が問題になって以降、さらに急伸しました。その結果、94年度末に区部では下水道普及率が100%概成し、現在では東京とシドニーを往復する距離に相当する、約1万6200キロメートルにも及ぶ膨大な延長の下水道管を管理しています。
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