銅使用の触媒開発し高効率でメタノール合成 東工大など
東京工業大学の多湖輝興教授らの研究チームは8日、多孔質素材であるゼオライト粒子内部に銅ナノ粒子を固定化した触媒を開発しCO2から高効率でメタノールを合成することに成功したと発表した。メタノールはエンジンや燃料電池に直接利用できる燃料としてのほか、プラスチック原料となる有機化合物へ変換できる化学物質として有用。CO2からのメタノール合成には銅亜鉛系触媒が有効であることが知られていたが金属銅は熱凝集で大きな粒子となるためCO2に対する反応活性が低かった。今回の開発により課題を解決し市販触媒の10倍以上の速度で高効率なメタノール合成に成功した。
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