キノコが好気下で水素産生 「バイオ水素の新領域開く」 静岡大

静岡大学は6月30日、キノコの仲間である白色腐朽菌が木材を腐らせる際に好気的に水素を産生していることを発見したと発表した。これまで嫌気性下で同様に働くことは知られていたが、世界で初めて突き止めた。嫌気性ではない通常の発酵槽で木質バイオマスなどを原料として水素を製造するポテンシャルがあり、経済的に有利な条件で水素を製造する新たな手法につながる。発見した静大グローバル共創科学部の平井浩文教授のグループは「バイオ水素研究の新たな領域を切り開く」としている。

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