「故大岡伸吉を囲む会」開く 東亜グラウト工業
東亜グラウト工業は3日、東京都新宿区の京王プラザホテルで「故大岡伸吉を囲む会」を開催した(写真)。当日は休日に関わらず多くの下水道関係者が訪れ、4月に他界した故人の人脈の深さが感じられる会となった。
山口乃理夫社長は同会冒頭、「生前から尊敬する経営者だったが、お亡くなりになってから大岡伸吉氏の偉大さ、凄さを改めて実感している。私は弊社を100年続く企業にしたいと考えている。100年続く企業には3つの特徴がある。1つ目は、市場を先読みする力。2つ目は、時代の変化に速やかに対応できる力。3つ目は、持っている技術・アイディアをビジネスに構築する力。この全てを持っていた人が大岡伸吉氏だったのではないか。特に市場の先見性については40年前下水管が建設され始めた頃にいち早く維持管理の重要性を認識して技術導入を積極的に行い開花させた点。そうした大岡伸吉イズムが社員には浸透していると思うので今後、大岡伸吉氏ができなかったことや新しいアイディアでより一層大きな良い会社にし、日本の社会に貢献をしているとあの世から認めてもらえることが恩返しになるのではないかと考えている」と故人への感謝を述べた。
