新トップに聞く◎アミタ代表取締役社長 宮原伸朗氏 〝つなぐ力〟でCEの中核を担う 経営幹部限定コミュニティ「SEA」を開始
――どのような価値を提供していくのか。
単なる情報提供やネットワーキングにとどまらず、2つの価値を提供していく。1つは当社の有するサステナビリティの専門性や国内外のサステナビリティに関する最新の公的情報をインストールしたAIを活用し、経営の構想・戦略立案・計画策定を一体で支援する。なお、国内トップ数百社の公開情報や国内外の未来予測レポート等も今後順次追加していく予定である。2つ目は、多様な企業が集まり、各社のコアコンピタンスとステークホルダー・ケイパビリティ(従業員、取引先、投資家、地域などとの関係性を競争力に変える力)を生かして価値を共創する「共存戦略の場」の設計である。会員向けの具体的なサービス内容としては、「羅針盤フォーラム2026」(経営哲学の深化)、「AI Inner Compass」(AI稼働による意思決定の高度化)、「MEGURU Capital Model」(戦略の実効性向上)の3つが柱となっている。
――エコシステム社会構想の進捗は。
エコシステム社会に向けてサーキュラープラットフォームの構築に取り組んでおり、その1つがMEGURU STATIONだ。全国展開という意味では当初の計画に比べやや遅れている面もあるが、神戸市や京都府亀岡市など、先行している地域では徐々に成果が表れ始めている。全体構想の中での進捗ということでいうと、まだ半分程度といったところだ。具体的な成果や課題が見えてきたところなので、今後さらに加速させていきたいと考えている。
――CE実現に向け、今後のアミタの役割は。
当社の強みは〝つなぐ力〟だと考えている。CEは個社では実現できず、同業他社、異業種、さらには国、自治体、消費者と幅広く連携していくことが不可欠だ。この中で関係性をつなぎ合わせていくのが当社の役割だ。第三者的立場の当社だからこそ、提案できることがある。われわれは〝サーキュラープラットフォームプロバイダー〟を目指し、人と社会、経済をつなぐハブ的な機能を果たしていきたい。さまざまなところからの期待も高まっているので、しっかりと応えられるよう精一杯頑張っていきたい。
(聞き手・黒岩修)