関電、美浜原発建て替えへ地質調査 政府は20年以上の収入保証で建設支援 玄海原発にドローン飛来、空の防衛は限界
関西電力は22日、美浜原発(福井県美浜町)での革新軽水炉への建て替えに向け、地質調査を行うと発表した。実質的な原発新設に向けた具体的な動きは、2011年の東京電力福島第1原発事故後初めて。政府は将来ひっ迫が予想される電力需給に備えるとともに脱炭素電源として原発を最大限活用する方針で、建設への支援策を準備していた。関電も参加して三菱重工業が開発する革新軽水炉「SRZ1200」は事故を教訓に、炉心や格納容器の冷却システムを多重化するなど安全対策を強化したが、稼働できるのは20年先だ。一方、26日、九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の上空にはドローンと見られる3つの光る物体が侵入し、原発の空の防衛には限界がある現状が露呈した。(小峰純)
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