三水コンサルタント、創立50周年を迎え全社研修会 ウォーターPPPの取り組みなど
三水コンサルタントは12日、東京支社にて資格(技術者等)取得を目指す若手技術者のスキルアップや成果品質とインセンティブ向上などを目的として、「令和6年度第1回全社研修会」を行った。
開会のあいさつで山﨑義広社長は「コンサルタントの基本は仕様書に沿って成果を挙げるのがミッションだ」と強調し、「今年で創立50周年を迎えたが、100年企業を目指す次の50年に向かう新たなスタートとして、持続的な成長と業務領域の拡大を目指しスキルを学んで欲しい」と抱負を語った。
今年の第1回全社研修会では、西日本事業本部・技術部の田村和也氏による「令和5年度 下水道総合地震対策計画策定業務委託 ~元自治体職員の目から見た業務の進め方~」ほか、5件の業務報告を行った。
また技術研修としては、同社のウォーターPPPの取り組みと、建築物の現地調査の情報を基にデジタル化した3Dモデルを作成する「Scan to BIM」が可能で、同社がこのほど新たに導入したクラウドサービス、米国Matterport社の「Matterport」(マーターポート)を紹介し、社員のレベルアップを図った。
10日に創立50周年を迎えた同社は、26年度9月期までの中期経営計画「三水トランスフォーメーション(持続的な成長と拡充・社会に貢献する100年企業を目指して)」を策定し、「持続的に水と環境のソリューション(問題解決)を通じて豊かで安全な社会に貢献する」を使命として掲げている。
研修会はそうした取り組みの一環で、具体的な業務報告と技術研修を通した情報共有と社員の能力向上や成長を目的に、令和4年度から全社研修会をオンラインとのハイブリッドで年2回(今年の第2回は12月予定)行っている。