科学の再現性と人間の本性(1/21)

科学も人の活動であり、様々な形で人間の本性の影響を受けると考えられる。近年、科学における再現性の低下がいくつかの分野で問題視されているが、この問題に人間の本性がどう関わっているのか。本シンポジウムは、人間の本性の生物学的基盤を考えることが、再現性の理解への新しい視角をもたらし、 再現性の確保にも寄与できる可能性がある、との立場からのひとつの試みである。人間の本性を理解するための科学のあり方を考えるとき、どう証拠を得ていかに再現性を確保するかは不可欠の問いである。この考察はヒトに限らず生物を対象とした科学において普遍的な意味を持つと考えられる。
12:00 挨拶、企画趣旨の説明
粕谷 英一(大阪公立大学)
12:10『心理学の再現性と一般化可能性:それが低いのはなぜなのか』
平石 界(慶應義塾大学)
13:05『「データ+仮説=結論」という営みの不安定さを探る:因果推論を例に』
林 岳彦(国立環境研究所)
休憩 14:00~14:10
14:10『多感覚統合からどのように心が生成するのか?』
桜田 一洋(慶應義塾大学)
15:05 討論
司会:粕谷 英一(大阪公立大学)
相馬 雅代(北海道大学)
明和 政子(京都大学教)
平石 界(慶應義塾大学)
林 岳彦(国立環境研究所)
桜田 一洋(慶應義塾大学)
16:00 閉会
イベント詳細
日時 |
2024-1-21(日)開催/日本学術会議 12:00~16:00 |
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場所 |
オンライン開催(Zoom) |
主催 |
日本学術会議行動生物学分科会 |
お問い合わせ先 |
tsujik@agr.u-ryukyu.ac.jp(琉球大学:辻 和希) |