スマエネ26秋環境新聞オンライントップバナー2階層目以降サイズ:W 850× 150

東風西風(2026年9月16日)

千葉県の九十九里沖で進む「首都圏CCS(CO2回収・貯留)事業」で、今年7月に試掘工事が始まって以来、複数の事故・事案が発生し、地元住民らの間で不安が広がっているとして、九十九里の海を守る会や気候ネットワークなど4団体が7日、事業会社の首都圏CCSに試掘作業の停止を求める申し入れと公開質問を行った▼申し入れによると、8月22日に作業支援船上で給油ホースが破断し、A重油約37リットルが海域に流出。同月29日には掘削リグ発電設備内のエアフィルターが発火し、焼け焦げる事案が発生したという▼こうした複数の事故・事案が試掘作業開始後の短期間に発生している以上、そもそもの事業計画や体制に問題があったのではないかと疑わざるを得ず、事故を単発のものとして片付けるべき問題ではないと指摘▼これから使おうとする機械の確認と改善などを行ったうえで、現在の作業・安全管理・緊急時対応の体制と環境保全措置が十分であるか、根本から検証する必要があると強調している▼そのうえで、これまでに発生した全ての事故・事案についてその原因や経緯、責任の所在および再発防止策を、第三者の検証を交えて明らかにすることなどを要請しており、事業者側の今後の対応が注目される。(工)

おすすめ記事 recommend