東風西風(2026年3月18日)
スマホの普及とともにラジオ受信機がなくても実質的に1人1台がラジオを持ち歩ける環境を作り出した「Radiko(ラジコ)」。リスナーが少なかった若者層に聴取習慣を生み出したほか、年齢・性別・地域・興味関心など、ユーザーの属性データが活用できるため、合理的な訴求ができるターゲティング広告にも適しているなど、同サービスはラジオ業界のエポックメイキングになっている▼資源循環でもスマホを介してさまざまなサービスが登場している。その一つが食ロス削減を支援するサービスだ。フードシェアリングサービスと言われるもので、スーパーの総菜や弁当をはじめとした複数の店の「おつとめ品」をネット上に掲載し、クレジットカード決済で購入できるというもの。値引きシールが貼られる時間にスーパーの店内をうろうろする必要がなく、消費者にはありがたいサービスだ▼このサービスは自治体を介して展開されているケースが多く、事業系一廃の削減につながることも期待されている。ただ出品のタイミングで利用者が商品を欲していない場合もあるなど、需要と供給のバランスが課題になっており、「ラジコ」のように利用者の属性を上手に活用し、サービスが機能する使い方の検証が必要だ。(平)