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東風西風(2026年4月1日)

全ての国のリーダーははるか頭上に浮かぶ人工天体を介し長距離ミサイルや特殊部隊の照準が自分に降り注ぐことを知りながら、「彼ら」が揺さぶり蹴り上げる交渉のテーブルに、着席させられることを喜ばなければならないようだ。時に自分から、雀のように跳びはねて▼政権トップが急襲され壊滅的な打撃を受けたイランやベネズエラと、そうなるに至った境遇を重ねる国は多くはない。ただ堂々たる覇権国の米国が、事情はどうあれ新旧世界の相手を変え立て続けにやって見せたことは、それ以前と比べて、同じ力を体現していると見なすことは困難だ。頭に描きだすことと実際に行動することの違いは実はそれほどないと脳科学がいう。かえって実行されてしまった事実の含み得るイメージがここでは重い。相手が誰でも、やろうと思いさえすれば、彼らはできてしまうだろうから▼平和な国は狙撃ゲームの中にしかなかった「ヘッドショット(頭撃ち)」。思えばトランプ氏も米大統領のポストを頭撃ちに射止め世界を揺さぶる。同国の政策を見ればそんな「王」がヘッドショットでPFAS対策をパワフルに進めている。だが、悪びれない彼の足元で別の環境問題は踏み消されている。なお剥き出しの頭を、力任せに撃つのだろうか。(潤)

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