開催に寄せて「下水道管更生技術施工展2022長崎」 公益社団法人日本下水道管路管理業協会運営理事兼九州支部長 橋本恒幸
「下水道管更生技術施工展2022長崎」の開催にあたり、国土交通省九州地方整備局、大村市並びに関係諸団体のご後援、ご協力を頂き本日を迎えることが出来ました。日本下水道管路管理業協会九州支部を代表して厚く御礼申し上げます。
全国の下水道管路は、年々老朽化が進んでいるため改築をする必要がありますが、近年の道路事情や環境問題から開削工事は少なくなり、大部分が更生工事となっております。現在、更生工事の累計延長は1万㌔メートルを超えており、今後も右肩上がりで増えると予想されています。
しかし、更生工法には多くの種類があり、現在でも増えていることに加え、それぞれの更生工法には特有の利点や適用範囲があります。それらを机上だけで理解することは大きな困難を伴います。
この施工展は、これら多くの更生工法が一堂に会し、目の前で行われる実演を通して、展示会に来られた方が、見て、触って、体感出来る唯一の展示会です。この施工展によって、更生工法が実感としてわかり、今後の業務に大いに役立つと思われます。
今回の施工展は、九州では11年ぶり3回目の開催となり、出展者数も42団体という近年にはない多くの団体に出展をしていただいております。一方、隣接する全ての県では、この施工展に併せて県主催の研修を開催して頂くことから、多くの自治体職員の方々が参加されることと考えております。また、今回は特に5つの高校がこの展示会に参加して頂くことになっており、次代を担う人づくりの一助になればと考えております。
最後になりますが、本施工展の開催にあたり、ご協力下さいました関係者各位に対しまして、心より感謝申し上げます。
