「下水道管更生技術施工展2022長崎」開催に寄せて 大村市長 園田裕史
「下水道管更生技術施工展2022長崎」が盛大に開催されますことを、心よりお喜び申し上げますとともに、全国各地からお越しの皆様を歓迎いたします。
本施工展会場から望む大村湾は、波穏やかで「琴の海」と呼ばれ古くから市民に親しまれてきましたが、非常に閉鎖性の強い海域であることから、本市では水質悪化を防ぐため下水道の普及に力を注いでまいりました。昨年は、1981年の供用開始から40年の節目を迎え、汚水処理人口普及率は99%を超えるまでに至っています。
また、本市出身の長与専斎は、「衛生」という言葉を日本に広めた人物であり、初代内務省衛生局長を務め、当時流行した天然痘やコレラを防ぐために上水道や下水道の整備の必要性を説き、神田下水の整備に尽力しました。
下水道の管路管理全般を網羅するこの施工展では、各種工法のデモンストレーションや高校生へのガイドツアーも企画されており、関係者のみならず、将来を担う若い人たちが最新の技術に触れ、学びの機会になるものと大いに期待しております。
最後に、公益社団法人日本下水道管路管理業協会の益々のご発展と、関係者並びにご来場の皆様のご健勝とご活躍を祈念し祝辞といたします。
