常圧・低濃度CO2を有用資源に 産総研 設備コスト低減
産業技術総合研究所は10日、火力発電所などからの排ガスに含まれる常圧・低濃度CO2から資材の原料として有用なジエチルカーボネートを合成する技術を開発したと発表した。東ソーと共同の技術開発。新たな製造法で体積比15%と低濃度の常圧CO2を反応溶液に通気するだけで反応に必要なCO2を確保でき、従来法と同程度の比率でジエチルカーボネートが得られた。低濃度CO2を分離するための精製や圧縮する工程を簡略化することにつながりコストとエネルギー使用を削減できる。加圧設備を使わずCO2を資源化できるなどメリットが多い。

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