水に反応する植物の仕組み解明 福井県立大が世界初
福井県立大学の塩野克宏教授と角田智詞准教授らの研究チームは10日、植物が周囲の環境から「水が多いこと」を認識する方法を発見したと発表した。植物は水を必要としているが、「多すぎる水」は根の呼吸を阻害し有害。しかしイネなどの一部の植物は「根に酸素を輸送する機能」を発達させ水の多い水田でも育つことができる。このような植物の環境適応メカニズムについて、土壌に水がたまった数日後に生じる「養分(硝酸)の減少」が、水が多い環境への植物の適応応答を開始する要因であることを世界で初めて突き止めた。
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